当社はカー用品の企画・製造・販売を行う会社です。取引先はカー用品店やホームセンターなどが中心で、業界ではトップクラスのシェアを誇り、安定収益を維持しています。50年以上の歴史を持つ当社ですが、自動車産業に大きな影を落としたリーマンショックの時にも赤字には至らず、創業以来、長期にわたり黒字経営を続けています。
また、当社は自社で生産設備（工場）を持たない「ファブレス企業」として、市場の劇的な変化にも柔軟に対応できる身軽さも大きな武器となっています。
2018年9月に新しい社屋が完成しました。

お客様のニーズや商品の入れ替わりが激しい中で、スピード感は非常に重要なクオリティの一つです。
それにあわせてトレンドやニーズを細やかにキャッチする「アイデア力」は、当社の最大の武器。求められる商品をコンスタントに出し続けるために必要な力であり、常に良いものを、昨日よりもより良いものをカタチにしていくために欠かせない力です。当社では40代、50代であっても、インスタやＳＮＳを積極的に活用して、自らの好奇心を刺激しながら、常に多方面のジャンルへのアンテナの感度を高く持っています。ライフスタイルや趣味、部署、仕事のキャリアが違う従業員がいることで、多種多様なユーザーの特徴を身近に感じ、ニーズと新しさを持ち合わせた商品を提供できる強さにもなっています。

当社に来られた方がびっくりするのが、コンテナからの荷卸の作業です。オートマティックの時代にアナログかもしれませんが、手作業で荷卸を行っています。コンテナに積まれた荷物の箱の重量は、小さいもので1箱2kg、大きいもので25kg相当あります。コンテナの積載量により箱の数と荷卸の時間は異なりますが、5人前後で300個から最大800個までの荷物を早ければ30分、長くても1時間以内には完了させます。手作業の荷卸ながら、想像以上のスピードです。
これは、誰が何をやるのか各自が役割を理解して連携が取れていないと、たくさんの量と重さの荷物を効率よく荷物を卸すことはできません。この連携の良さが、商品づくりにも活かされています。各部署が連携して情報交換を頻繁にしているからこそ、新しい販路の開拓や、お客様の声を企画開発に反映することにつながっています。